2022-07-13 読書、その後について
を聞きながら、自分が読書会のようなものをしてみたいのに、どうしてなかなか踏み出せないのかということが紐解けた気がする。(対談の内容からは外れた感想なのですが)
私はやはり、読書体験を自分の世界の中に溶け込ませたり、再構築したりすることばかりに興味があって、それを誰かに分かるかたちで表現する訓練ができていない。個人的な体験とか感触は深まって広まってゆくとしても、その前提をどうにも説明できないから、新しく得たその感触のことを、どうやって説明したらいいかわからない。
それに、自分の世界のことに一体私以外の誰が興味を持つのか?というところで足が止まってしまう。そんな奇特な人がいるわけがない、自分を満足させるだけで充足するのが分相応だろう、という風に。
本当に誰かと話をしたかったら、言葉を組み立てる努力をすべきだろうな。
お互いうまくいかなくったっていい、この本のことを話そうよ、という気軽な会だっていいのだし、少しずつ重ねてゆけばいい。